
腟縮小手術(膣縮小)は、出産や年齢を重ねることでゆるんだ腟(ちつ)を、入口から奥の子宮頸部の手前まで縫い縮め、会陰と骨盤底の筋肉もあわせて整える手術です。S女性クリニックでは女医のイ・ヘヨン院長が執刀し、手術時間は1時間以内、入院の必要はありません。性別適合手術で行う造腟術とは目的の異なる手術です。

腟縮小手術を検討される方に多いお悩み
腟のゆるみは、経腟分娩で腟の壁や骨盤底の筋肉が引き伸ばされたり、年齢とともに組織の弾力が落ちたりすることで、多くの女性が感じる変化です。病気ではありませんが、毎日の小さな違和感として続くと、誰にも話せないまま気にし続けてしまう方も少なくありません。カウンセリングで伺うことが多いのは、次のようなお悩みです。
- 出産のあと、腟の入口が広がったように感じる
- 腟に空気が入り、動いたときに音が出るのが気になる
- タンポンが下がってきたり、抜けやすくなったりした
- 入浴のあと、しばらくしてから腟からお湯が出てくることがある
- 会陰の傷あとが引きつれたり、形が変わったりしている
手術をおすすめしない場合
ゆるみの感じ方には個人差が大きく、見た目や数値で決まる基準はありません。外見や性機能の変化を目的とした婦人科形成については、医学的な必要性がなく、安全性と有効性が確立していないとする学会の見解があります(ACOG, 2020)。ゆるみの治療として、まず骨盤底筋のトレーニングをすすめる考え方も示されています(Randombage ほか, 2026)。
尿もれや、子宮・腟が下がってくる感じ(いわゆる脱)がおもなお悩みの場合、腟縮小手術はその治療を目的とした手術ではないため、先に婦人科での診断をおすすめします。診察で手術の必要がないと院長が判断したときは、そのままお伝えします。妊娠中の方、今後の出産を予定している方は、手術の時期を決める大事な材料になりますので、カウンセリングの際にお知らせください。過去に受けた手術から何年か経っている方の再手術はご相談に応じますが、他院での手術の修正を目的とする手術は行っていません。
腟縮小手術の方法 — 粘膜と筋肉を二重に縫い合わせる
腟縮小手術は、腟の入口だけを狭めるのではなく、入口から奥の子宮頸部の手前までを対象に、ゆるんだ粘膜を整え、その下の筋肉と二重に縫い合わせて腟の径を細くしていく手術です。医学的には、腟の後ろ側の壁を縫い縮める処置と会陰形成、骨盤底の筋肉(肛門挙筋)を寄せて縫い縮める処置を組み合わせたものにあたります。
手術当日の流れ
- 診察とデザイン:イ・ヘヨン院長がお悩みを伺い、内診で腟と会陰の状態を確かめます。どの程度まで狭めるかは、性交渉のときの痛みが出ないかどうかも考えながら、院長と相談して決めます。
- 麻酔:睡眠麻酔か局所麻酔を選べます。睡眠麻酔を選ぶ場合は、手術前の4時間は何も食べずにお越しください。
- 手術:粘膜と筋肉を整えて縫い合わせ、会陰の形を整えます。糸は体内で溶けるものを使います。
- ご帰宅:入院の必要はなく、休憩したあと付き添いなしでお帰りいただけます。睡眠麻酔のあとも保護者は不要ですが、未成年の方には保護者の同伴をお願いしています。
腟縮小手術に含まれる会陰形成
会陰は、腟の入口と肛門のあいだの部分です。出産時の裂傷や切開のあとで幅が狭くなったり、傷あとが引きつれたりしていることがあります。会陰形成は、この部分の筋肉と皮膚を整え、腟の入口のゆるみや形を整える処置で、当院では腟縮小手術の工程の一部として行います。単独の手術として料金を設けてはおらず、腟縮小手術の費用に含まれます。
手術を担当するのはイ・ヘヨン院長お一人で、2008年から江南駅のそばで女性の診療を続けています。カウンセリングで話を伺った院長が、そのまま執刀し、術後の診察まで受け持ちます。
腟縮小手術の基本情報
| 施術時間 | 1時間以内 |
|---|---|
| 麻酔 | 睡眠麻酔または局所麻酔(睡眠麻酔は追加費用・手術前4時間の絶食) |
| 回復期間 | 入院不要。手術当日から日常生活が可能(最初の1週間は軽い痛みや出血が出ることがあります) |
| 性交渉の再開 | 術後6週間が過ぎてから |
| 通院回数 | 手術翌日の午前(帰国前に必須)・約1週間後・約1か月後(帰国後は写真での確認) |
| 帰国可能日 | 手術翌日の午前に院長が診察し、問題がなければその日の午後から飛行機で帰国可能(10時間以上の便も可) |

腟縮小手術の費用(韓国ウォン建て)
- 腟縮小手術(会陰形成を含む):4,500,000ウォン(税込 4,950,000ウォン)
- 腟縮小手術+粘膜のひだ形成+PRP注入のセット:6,990,000ウォン(税込 7,689,000ウォン)
- 睡眠麻酔(追加する場合):200,000ウォン(税込 220,000ウォン)
左側の金額は付加価値税(VAT)10%を含まない手術料金で、カッコ内が消費税にあたるVATを加えたお支払い額です。外国人旅行者向けの美容医療の付加価値税還付は、2025年12月31日で終了しています。
セットは、腟縮小手術に、腟の内側の粘膜にひだ状の凹凸を形づくる処置と、ご自身の血液から取り出したPRP(多血小板血漿)を陰核といわゆるGスポット(腟前壁)の2か所に注入する処置を組み合わせたものです。手術翌日・約1週間・約1か月の診察は手術費用に含まれ、お薬や座浴剤の扱いはお見積りの際にご確認いただけます。小陰唇縮小もあわせて受ける場合の費用は、両方の手術料金の合計をもとに調整した金額をお見積りでご案内します。
腟縮小手術後の経過と過ごし方
- 手術当日
休憩をとってから、入院せずにお帰りいただけます。歩く、食事をするといった日常の動作は当日から可能です。
- 翌日
午前中に院長が傷の状態を診察します。問題がなければ、その日の午後の便から帰国できます。機内では手術部位を締めつけない、ゆったりした服装がおすすめです。この日から1日2回の座浴を始めます。
- 約1週間後
1回目の経過診察です。最初の1週間は軽い痛みや少量の出血が出ることがあり、続く場合は受診してください。1週間を過ぎると、溶ける糸の影響でおりものやにおいが出ることがありますが、座浴をこまめに行い、乾燥させることで対応します。
- 約4週間〜1か月後
2回目の経過診察のころです。4週間が過ぎると、骨盤底筋のトレーニングを始められます。帰国された方は、傷の写真とご質問をLINEでお送りいただければ、手術後6か月まで院長が確認してお返事します。
- 約6週間後
性交渉を再開できる目安の時期です。経過には個人差があるため、気になる点があれば事前にご相談ください。

腟縮小手術のリスクと、後悔しないための注意点
腟縮小手術には、ほかの手術と同じように合併症の可能性があります。手術を決める前に、院長が次の点をご説明します。
- 出血・血腫:縫い合わせた部分から出血したり、血のかたまりがたまったりして、処置が必要になることがあります。
- 感染:赤み・腫れ・熱をともなう痛みが出た場合は、お薬などでの治療が必要です。
- 狭くなりすぎ・性交痛:狭め方が強すぎると、性交渉のときに入口が痛むことがあります。会陰形成の研究では、約1割の方が腟の入口の性交痛を報告しています(Ulubay ほか, 2016)。
- 傷が開く・糸への反応:縫い目が開いたり、溶ける糸に反応しておりものが増えたりすることがあります。
- 直腸の損傷・瘻孔:まれですが、腟の後ろ側にある直腸が傷つく合併症が知られています。
- 感覚の変化と期待とのずれ:腟を狭める手術のあとに感覚が良くなることは、研究では確認されていません(Pereira ほか, 2024)。
- 再手術:仕上がりに問題が残った場合、追加の処置を検討することがあります。
手術で変えられるのは腟と会陰の構造で、パートナーとの関係や気持ちの悩みまで解決できるとは限りません。後悔につながりやすいのは、期待していた変化と実際の変化に差があるときです。どこまで狭めるのか、何が変わり何が変わらないのかを、納得できるまで院長と話し合ってから決めてください。
カウンセリングから施術まで、同じ院長 が担当します

2008年から江南駅のそばで、デリケートゾーンの悩みに向き合ってきました。選択肢を一つずつ説明し、必要のない施術はおすすめしません。
- 2000
医師免許 第70918号(大韓民国 保健福祉部)。全南大学校 医学部を卒業
- 2001〜2006
サムスン医療院(サムスンソウル病院)でインターン・産婦人科レジデント。医学修士(2004年)
- 2006
産婦人科専門医の資格を取得(第5679号)
- 2006〜2008
ソウルの産婦人科病院で科長、女性クリニックで副院長を務める
- 2008
江南駅でS女性クリニックを開院
- 2012
第2回アジア太平洋婦人科形成学会(ソウル)に参加

実際の経過は、非公開でご案内します
院内の記録では、この施術は2008 – 2026年の累計で3,000件です。ビフォーアフター写真はサイトに掲載せず、ご希望の方にだけ非公開リンクでお送りします。
- 01
フォームか
LINEで リクエスト ご相談内容に「写真を見たい」とひとこと添えてお送りください。
- 02
カウンセリングで
似た 症例を 共有 カウンセリングで、担当者が似た症例を非公開リンクで共有します。
- 03
院長との
カウンセリング 写真を見て気になった点を、イ・ヘヨン院長に直接ご相談いただけます。
腟縮小手術のよくある質問
会陰形成術とは何ですか?腟縮小手術とは別の手術ですか?
会陰形成術は、腟の入口と肛門のあいだにある会陰の筋肉と皮膚を整える手術です。当院では腟縮小手術の一部として一緒に行うため、別に申し込んだり、追加の料金がかかったりすることはありません。
狭くなりすぎることはありませんか?
可能性はあります。狭め方が強すぎると、性交渉のときに入口が痛むことがあるため、どの程度まで狭めるかは診察の段階で院長と相談して決めます。気になる症状が出たときは、経過診察で状態を確認します。
腟縮小手術を受けて後悔するのは、どんなときですか?
多いのは、手術に期待していたことと実際の変化が違ったときです。感覚や性生活の変化はお約束できないため、構造の上で何が変わるのかを理解したうえで決めることをおすすめします。手術の必要がないと判断した場合は、そうお伝えします。
女医の院長が、診察から手術まで担当しますか?
はい。内診を含む診察、手術、術後の診察まで、女医のイ・ヘヨン院長がお一人で担当します。カウンセリングは1対1で行います。
尿もれや子宮の下垂も、一緒に治せますか?
腟縮小手術は、尿もれや子宮・腟の下垂(脱)の治療を目的とした手術ではありません。これらの症状がある場合は、婦人科での診断を先に受けることをおすすめします。
手術のあと、何日目に帰国できますか?
手術の翌日です。午前に院長が直接診察し、問題がなければその日の午後から飛行機に乗れます。10時間を超える長距離便も可能で、ソウルでの滞在は最短で1泊です。
手術後の生活で、控えることは何ですか?
日常生活は当日から可能ですが、性交渉は術後6週間が過ぎるまで控えます。翌日からは1日2回の座浴を続けてください。運動や入浴の再開時期は、経過診察で院長にご確認ください。
手術の前に準備しておくことはありますか?
睡眠麻酔を選ぶ場合は、手術前の4時間は食事をとらずにお越しください。帰国の便は手術翌日の午後以降で予約し、機内では手術部位を締めつけない服を選ぶと楽に過ごせます。
支払い方法と、日本の健康保険が使えるかを教えてください。
お支払いは韓国ウォン建てで、海外で発行されたクレジットカードもご利用いただけます。美容目的の腟縮小手術は日本の健康保険の対象外で、全額自己負担となります。
日本語で相談できますか?
ご予約前のご相談はLINEで日本語にて承ります。来院当日も日本語でご案内できます。お問い合わせには、できるだけ早くご連絡いたします。
生理の予定日と手術日が重なりそうなときは、どうすればいいですか?
ご予約の際に、次の生理の予定日をお知らせください。手術日と術後の2〜3日間に生理が来ないよう、日程を組み直します。予定が重なりそうでも調整の方法がありますので、その場合もご相談ください。
帰国してから出血や痛みが出たら、どうすればいいですか?
手術後6か月間は、傷の写真とご質問をLINEでお送りいただければ、院長が直接確認してお返事します。血のかたまりが出るほどの強い出血、だんだん強くなる痛み、発熱がある場合は、すぐにお住まいの地域の医療機関を受診してください。
まずは気軽にご相談ください
写真は必要ありません。お悩みをひとこと書いていただくだけでも大丈夫です。日本語で、できるだけ早くご連絡いたします。
参考文献
- Elective Female Genital Cosmetic Surgery. Obstetrics & Gynecology. 2020. doi:10.1097/aog.0000000000003616
- Treatment of women with vaginal laxity: systematic review with meta-analysis. The Journal of Sexual Medicine. 2024. doi:10.1093/jsxmed/qdae028
- Comparative Effectiveness of Conservative and Surgical Interventions for Vaginal Laxity: A Systematic Review and Pairwise Meta-Analysis. International Urogynecology Journal. 2026. doi:10.1007/s00192-026-06833-y
- Safety, Efficiency, and Outcomes of Perineoplasty: Treatment of the Sensation of a Wide Vagina. BioMed Research International. 2016. doi:10.1155/2016/2495105
- Vaginal Rejuvenation: A Review of Female Genital Cosmetic Surgery. Obstetrical & Gynecological Survey. 2018. doi:10.1097/ogx.0000000000000559